top of page

避難者通信第32号

皆さん、お元気ですか? もう明日から8月ですね。今年の夏は、沖縄も暑い!!!くれぐれもご自愛ください。 この3月に「自主避難者」に対する家賃の全額補助が打ち切られて早4か月が過ぎました。 福島県の半額補助の「決定書」がようやく避難者の皆さんに届き始めました。極めて型式的複層的書類が求められ、嫌気がさした方も多分いらっしゃるのではないかと思います。沖縄県もこれに倣っているようですので、沖縄県からの補助に対しても、さらに書類手続きが必要です。皆さん、必要手続きは我慢してきちんと行ってください。 民医連・医療生協が沖縄協同病院で実施してくださる避難者支援の医療費窓口無料化に対しても福島県発行の「決定書」のコピーが必要です。 皆さん、どうか頑張ってこの「棄民」される苛酷な暑い夏を乗り切ってください。 8月6日、9日は72回目の原爆の日です。今なお、原爆被爆者の方はがんなどの健康被害に苦しめられ、国からは「身体に原子爆弾の放射能の影響を受けるような事情の下にあった」ことを否定し続けられ、広島で、長崎で裁判に訴えています。被爆者が身をもって示す平和のたたかいです。

前回も触れましたが、核兵器禁止へ、被爆者の願いを受け止めた市民社会の巨大な動きが国連を動かしました。人類史上初めて核兵器を違法化する「核兵器禁止条約」が7月7日、ニューヨークの国連本部で開かれていた「交渉会議」で、122カ国の圧倒的多数の賛成で採択されました。(反対1、保留1)。

条約の全文は毎日新聞が下記URLに提供しています: https://mainichi.jp/articles/20170708/mog/00m/030/001000c

1946年1月大戦後開かれた国際連合総会の決議第1号は、核兵器および大量破壊が可能なすべての兵器の廃絶を目指す事でした。決議に反して核兵器開発競争が展開されました。しかし今や当時と国際状況が根本的に変化し、戦後独立した圧倒的多数の加盟国が、国連憲章の「国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保し、・・・」の精神を主導権を持って、「核兵器禁止条約」へ結実させたのです。

しかし「死の商人」に支えられて武力主義に固執する大国たちは「核兵器禁止条約」に向けた国連の会議をボイコットしました。日本もその一員です。核兵器保有国とその同盟国を核兵器完全廃絶を目指す国際世論の力により、条約へ参加させていく必要があります。今年は核兵器完全廃絶を求める動きの新たな一歩が始まろうとしています。

力の政策を振りかざし核兵器に固執する超大国とその追随者も含めて、すべての国が核廃絶の条約を結ぶことを願う国際署名が進んでいます。 ヒバクシャ国際署名URLを紹介します。そこにはオンライン署名も用紙による署名も紹介されています。 http://hibakusha-appeal.net/index.html 署名の送付先は 903-0116 沖縄県中頭郡西原町字幸地 586-8 矢ヶ崎克馬

特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page