避難者通信37号 2017年9月18日
台風18号は日本を縦断して大きな災禍を残しているようです。 皆さんと皆さんのお知り合いは、無事お元気ですか? 先週は、避難者支援の沖縄県への要請活動、第10回定例ゆんたく学習会などをおこないました。 先ずお知らせです。 *(1)つなごう命の会の次回第66回ミーティングは9月27日(水)です。
*今週はありません。 *(2)第11回定例ゆんたく学習会は10月21日(土)17:30~* ほしぞら公民館です。第11回定例ゆんたく学習会チラシ *(3)10月10日は国の東電原発事故責任を問う「生業裁判」の判決日です。* 生業訴訟10・10チラシ 「自主避難者」が75%ほども占める原告団で、つなごう命の会ともかかわりが大きい取り組みですので、ご紹介いたします。 政府・福島県は「自主避難者」を強制帰還させようとして支援を停止させました。沖縄の避難者にも重大な意味を持ちます。 *沖縄原告団は13:00~ブックカフェ「ゆかるひ」で判決市民集会*を行います。 ***** 今日は敬老の日です。 避難者の方の中にもたくさんの該当される方がいらっしゃると思います。 東電原発事故以来、えらい目に遭ってきましたね。 避難は避難した人の自己責任などではありません。放射線管理区域外に放射能を放出するなどの有ってはならないことを仕出かした事故責任のある者(加害者)が明確にいます。原発事故は台風のような自然現象ではありません。加害者は、放射能避難者に、故郷に住めなくしたことを謝罪し、責任を明確に果たすべきです。 日本はチェルノブイリに比べると、国が果たす「民を守る責任」が「鴻毛の如く」軽い状況です。人権が軽く扱われすぎます。 厳しい状況ですが、「加害者のいる放射能公害被災者は、自然災害の被災者のようであってはならない」と人権を主張する運動も力強く行われております。 苦難の時代、たくましい精神で生き抜いていきましょう。 皆さんがいつまでもお若く、元気でいらっしゃいますようにお祈りいたします。 また、皆さんの多くの方は戦争の実状をリアルに良く経験されている方だと思います。日本周辺の危機に際して、「武力を充実させ日本を守る」、などという武力主義は結局民が苦難を得て切り捨てられるだけの結果となることを良くご存知です。 総理大臣が言うように武力で日本を守るスローガンは間違いの道です。主権を売りわたしたアメリカの属国のような状態での威勢のいい対決姿勢は日本の本来の尊厳を著しく破壊する恥ずべきものです。 日本は9条の精神で東アジアを非核・平和地帯に導く平和のオーガナイズを進めるべきと思います。日本の誇るべき実態的な最大防護である憲法九条の道こそ日本の進むべき道であります。 皆さんのお力が、再び戦争のできる国への道を阻む、尊い平和と道理の力となりますようにお願い申し上げます。 矢ヶ崎克馬