原発事故避難者通信69号≪みんな頑張ろう!みんな事実を知ろう!みんな放射能から命を守ろう!≫
沖縄の「つなごう命の会」の矢ヶ﨑克馬です。
転載拡散自由です。
皆様
ご無沙汰いたしております。
お元気でいらっしゃいますか?
大雨災害で被災された方に心からお見舞い申し上げます。
避難や対応に従事されている方に心から御礼申し上げます。
今回は
(1)気候変動:かつて「経験したことのない大雨」の事態に
安倍政治のお金の使い方は間違っていませんか?
(2)広島原爆「黒い雨」訴訟ご支援ください。原爆被災者に激励を!。
をお送りします。
(1)日本の気象変動は明らかです。このところ台風とそれに関連する、
かつて「経験したことのない大雨」で、日本中で洪水土砂崩れ等大災害が起きています。
①治山治水と申しますが、昔の人が知恵とした山林の管理、河川の管理が
近代になっておろそかになっています。
山林は荒れ果て、治水力が落ちています。
河川は堤防の問題だけでなく川床の上昇が放置されています。
抜本的治山治水対策が今必要です。
②それにしても避難指示が出されて避難する避難所のお粗末さ、プライバシーは無いわ、
トイレもお風呂も、睡眠も、通常生活が維持されません。欧米ではホテルを提供したり、
ベッド、クーラー、トイレ付のテントが用意されたり避難者の人権が保護されています。
台東区では住所の無い人を拒否する事件も起きました。
被災者の人権を保護してください。
③災害時に稼働するレッドサラマンダー等の救援車の普及は決定的に遅れています。
早急に充実させる必要が有ります。
④災害からの復帰に必要な人的パワーもボランティアに依存する部分が多く、
災害の規模が「かつて経験したことのない」規模に達しているのに
それに対応する国としての対応が追い付いていません。
自衛隊の災害派遣などの対応規模を含めて抜本的な検討が必要です。
⑤南海トラフ大地震も予想されています。
日本の政治の目線が狂っています。
軍事増強より日本在住住民の命と暮らしを守り、
災害を最小限にする環境基盤投資に向けるべきです。
①F35戦闘機百何十機の購入はただちに止めるべきです。
②自衛隊の中東派兵はとんでもない。災害復旧に全力投入するべきです。
③儲けをほしいままにしている大企業の内部留保は放出して社会支援に向けさせるべきです。
④活断層が明るみに出た辺野古米軍基地建設に向ける予算はただちに停止し、
住民の命を救う治山治水事業に変換させるべきです。
⑤東電福島事故でも、津波の前に地震によって、炉心冷却系などが破壊されたことが
継続的に元担当者などによって告発されています。
原発再稼働は大きな危険をさらに拡大します。原発は全廃すべきです。
東電事故以来の除染土フレコンバッグが流失するなど放射能の再拡散が起こっています。
東電事故現場の台風被害など心配です。常にとばっちりは住民が喰らい、
被害が隠ぺいされてきました。放射能被害に人権の保護が重要です。
(2)10月16日には、広島黒い雨訴訟支援で、広島被災において法廷証言を行ってまいりました。
黒い雨訴訟とはどんな訴訟でしょうか?
広島の黒い雨が降った地域の住民の方は被爆以来健康・命が苛まされています。
この方々が、被爆者として認めることを国に要求したことに始まる裁判です。
原告85人のうち既に8人が亡くなっています。
矢ヶ﨑は
①原子雲と黒い雨の関わり:黒い雨は原子雲が降らせた,
②黒い雨はたっぷり放射能を含んでいた、
③黒い雨地域に住んでいた全員が「身体に原子爆弾の放射能の影響を受ける事情」にあったこと、
④科学的事実認識と人道に立って、公正な判決を期待する、ことを述べました。
この訴訟に関する新聞報道を添付します。
黒い雨訴訟団に激励・ご支援をお願いいたします。
原爆「黒い雨」訴訟を支援する会
事務局長 高東征二さん
広島市中区堺町1-2-9-203
広島県被団協
℡ 082-296-0040(月~金 10:00~17:00)
Email h-k-hidankyo@lime.ocn.ne.jp