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第116号 原発事故避難者通信 敗戦記念日

第116号 原発事故避難者通信 敗戦記念日   皆々様 お元気でいらっしゃいますか? (1)蔦谷楽さんが特別企画展をやっています。日米で原爆被害を語っている美術家です。今回のテーマは「放射能の隠蔽の歴史」。実に特異な取り組みです。是非ご覧ください。 丸木美術館 https://marukigallery.jp/5388/ 特別企画展 蔦谷楽 TSUTAYA GAKU WARP DRIVE 開催日: ~10月2日(日)まで 蔦谷楽はニューヨークを拠点とし核の歴史的悲劇をテーマとして日米両国でのリサーチやインタビュー、またアーカイブの研究を通して、制作活動を続けてきた。核問題は日本で語られる物語とアメリカのそれでは大きく違うところもあれば、共通点もある。蔦谷はその両方に目を向け耳を傾け、国境を超えて共有されるべき物語を美術作品として構築しようと模索する。多様な社会的役割をもった核被害者や関係者たちを深く観察し、既存の意味や理解を超えようとする—それは、繰り返し語られてきた歴史物語を戦後77年経った時代にもう一度語る上で、在米日本人アーティストとしての蔦谷個人としての挑戦でもある。戦争を知らない世代が戦争を自分たちの問題として抱えるための新しい物語、それが蔦谷の作品の根幹となっている。 下記 URLに紹介されています。(コピーして貼り付けて 下さい。) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013759451000.html?fbclid=IwAR0BIYqTKueUib5iQ-0cPM8DOvCkIsc5uFbnJ0SD50sLmw8TRxbBkzjjjb8


(2)沖縄・今帰仁村民の「18才住民名簿の自衛隊への提供を謝罪し、今後しないと誓約する」こと等を求めた署名にご協力下さい! 今帰仁村は海洋博公園近くの自治体です。村民は寝耳に水で,新聞報道で驚愕した状態です。村長に対する申し入れ文(および署名呼びかけ文書)を下記に示します。どちらにいらっしゃる人でも構わないようですから署名および署名呼びかけに,ご協力下さい。 賛同される方は, (1)インターネットで氏名および住所を<yagasaki888@gmail.com>にお届け下さい。 (2)署名用紙に署名し賛同者を募っていただける方は次のURLから署名用紙をダウンロードし,記載された署名は連絡先の村上氏(090-6347-9473)に電話し、送り先などをお確かめ下さい。

今帰仁村 村長 久田 浩也 様

18歳住民名簿を自衛隊に提供したことへの申し入れ

                      令和4年9月6日

呼びかけ人:田港朝茂、與儀常次、大嶺秀恭、垣花勝行、内間繁樹、伊藤やよい、村上勝三

連絡先:090-6347-9473(村上)

申し入れ内容

18歳住民名簿の自衛隊への提供を謝罪し、今後しないと誓約すること

 2022年7月19日の「琉球新報」によれば、今帰仁村は「自衛官募集のために18歳を迎える住民の名簿を自衛隊に提供した」とされる。今帰仁村は、2020年度まで、このようなことをしていなかった。役場に「非核平和宣言の村」という看板を掲げている今帰仁村が、なぜ2021年度から、名簿を自衛隊に提供しはじめたのか。村民がこれを認めたわけでも、村民にその説明がなされたわけでもない。私たちは「琉球新報」紙上でこのことを知り、驚愕した。この名簿提供により、村当局が、民主主義にも、村の自治にも反して、住民を戦争へと向けようとしていると思われても致し方あるまい。

 私たちは今帰仁村による18歳を迎える住民名簿の自衛隊への提供に反対し、今後このようなことがなされないことを要求するとともに、この措置に対して謝罪することを村長に求める。

 その理由は、主に次の3点に纏められる。

1)個人情報の提供を本人の同意なしに提供することの違法性が指摘されていること。

2)対象住民が自衛隊への情報提供を希望しない場合の措置がとられていないこと。

3)「非核平和宣言の村」という今帰仁村の伝統的総意を破り、平和への村民の意思に反したこと。          以上

今、日本政府は台湾問題、北朝鮮問題に軍事的に対応する「南西諸島への敵基地攻撃能力ミサイル配備」を強行しています。軍事費も5年で倍加するとしています。沖縄戦の例を持ち出すまでもなく,軍が侵略軍であろうと,敵の攻撃に対応する戦闘であろうと,武力主義による対応を図ろうとする限り、住民が戦争の惨禍に巻き込まれることは必然的です。ウクライナも「侵略されたからには武力で対応する」とし、民間施設を軍事利用し、戦闘力強化を米英NATOにもとめています。住民がますます戦争の惨禍に巻き込まれています。私は「一刻も早く停戦協定を国連上げて結ばせるべきだと主張していますが、穀物の国外移出には合議できるのに肝心な停戦協定が模索されようともしません。対応の焦点を「人間存在の安全保障」に於くべきです。 今非常に危険な状態を日本は滑り降りようとしています。沖縄をはじめとして日本は全土「反撃能力:敵基地攻撃能力」の要塞となります。自衛隊はアメリカ軍の指導下に海外でも戦争行為ができる「集団的自衛権」を閣議決定しています(安倍内閣、2014年)。ウクライナ問題でも完全に米国屈従路線で,米国の核の傘陣営(NPT)で「核兵器禁止条約」の言及は何も無い等徹底的米軍追随(傀儡)政策が日本の「憲法9条」の改悪で完結されようとしています。  この署名はその様な状況の中で「人間存在の安全保障」を今実践しようとする意味に於いて、非常に大事な精神の証明になります。ご協力あれば幸甚です。 (3)終戦記念日の所感は添付ファイルに致します。  侵略行為の武力主義に陥った天皇制帝国軍は「宣戦布告」のルールを破って,不意打ちを食らわせました(1941年)。パールハーバーであり、英領マレーシャへの侵攻です。  敗戦後は,基本的人権を元とした「主権在民」を謳った日本国憲法を保持したにも拘わらず,1962年のサンフランシスコ条約は,何と反共のための米国を宗主国とした傀儡国家の体制を世界に宣言しました。そのために時の首相吉田茂は国会にも諮らずもちろん誰一人の国民にも相談すること無く、米軍を沖縄に留める(沖縄を反共軍事要塞とする)ための「日米安保条約」をたった一人で署名する「売国:売主権者」奴の醜態をさらしたのです。戦後の出発はこの様に惨めで,この惨めさは今はいっそう深くなり深刻さが増しているのです。 日本の「主権者」は改めて、嘘や買収に(惨めさに)満ちた腐敗政治を根絶し、尊厳ある「日本の国」、「人間存在の安全保障ができる国」を強烈に意識すべきです。            矢ヶ﨑克馬 2022年8月15日



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