避難者通信79号、2020年3月11日 福島原発事故の実相④ チェルノブイリの原発大事故と福島原の相違についてと食材汚染の現状
本日は東北地方大震災、原発事故9周年の日です.
今まで強いられてきた困難に対して苦難を凌ぎ、耐え抜いて、生き抜いてきた被災者皆様のご苦労を心からねぎらいます。お疲れ様でした。
この間、地震・津波によって亡くなった方を含めて数十万人の方が犠牲になっています。心からお悔やみ申し上げ、1分間の黙祷を捧げさせていただきます。
東電と政府の都合の良いままに処理されてきた9年間です。
大変悔しいことは「強制退去させられた人」以外は被災者の立証は困難を極め事実上切り捨てられてきました。
健康被害については、被曝により命を縮められていても臨床的には「放射線被曝による」ことは金輪際証明できません(コロナウィルスなどとは全く違います)。
圧倒的に多くの方が「自己責任」で処理されています。統計的に明瞭に放射能起因性が証明されている小児甲状腺がんさえ、科学が無視されています。
安倍首相の「健康被害は一切ありません」がまかり通っています。
「オリンピックどごじゃねえ」。
セシウム137の放射線強度が10分の1になるには100年掛かります。
事故後9年はたった9年しか経っていないのです。
来年で10年。トリチウムだけでなく大量の放射能を含んだタンクの水が海洋に投棄され、放射能は漏れっぱなしの「廃炉処理」は手が付けられないまま「原発事故は終わった」と宣言されそうです。
命と暮らし、どう守っていけるのでしょうか?
守り抜かねばなりません。
さて学習の意も込めて避難者通信9周年シリーズを行っています。
今回は4回目。チェルノブイリの原発大事故と福島原の相違についてと食材汚染の現状を述べます。添付ファイルをご覧ください。(矢ヶ﨑)
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