避難者通信第121号ー精神的退廃が日本を歪めてきた
避難者通信第121号 今週土曜日は学習会 (2022年11月16日) (今回が121号です。第118号が3本入ってしまいました。それぞれ番号をお繰り上げください。) 皆々様 お元気でお過ごしですか?
近年日本の政治は「精神的退廃」と言うべき状態が市民の人権、社会のモラルを襲っています。 特に反社会団体旧統一教会と自民党だけでなく多数の政治家との癒着は、あまりにも深く、改めて仰天する程です。 安倍首相以来の、決められた民主的な手続きを壊して、恣意的に歪められた尺度で権力を集中させる政治が、統一教会等の反社会的組織と癒着し、彼らの利便提供とセットで便宜の数々を与えてきました。 この様な自分たちに有利になりさえしたら、民主的道理など「屁を食らえ」で、どのような反社会的な組織や権力にでも憲法を無視し、法を歪めて、しゃぶりつく政治姿勢は、きっぱりと私ども主権者が終止を打たせなければなりません。 退廃政治は「明治憲法」への逆戻りの内容です。民は主権者では無くなり、基本的人権は踏みにじられます。「戦争のできる美しい国」を支える土台には人権は邪魔です。 侵略などの武力行使に、武力増強で対抗しようとするのではなく、「人間存在の安全保障」を基本とする国際関係をしっかりと主張しましょう。 太古より続く武力による殺戮破壊の併合と繁栄は「人類の英知」に完全に反します。 憲法9条の精神が、退廃がのさばリ再び戦火の危険を導入しようとする国内を変え、混迷の国際情勢を救う太陽です。 民と国の主権を、言葉どおり主権にできる国に戻すために頑張りましょう。 1 学習会が近づいています。 ZOOM学習会 第54回 つなごう命「ゆんたく学習会」 11月19日(土)16:00~(約2時間) テーマ:福島事故後の健康被害 (① 年令調整・性別年齢別死亡率の経年変化) (② 小児甲状腺がんの調査分析を巡る科学方法論) 参加ご希望の方は 事前に <phoenix.pmy@gmail.com> までご連絡下さい。 新データのご紹介と科学方法論による福島県健康調査検討委員会の分析方法を議論します。 ご気軽にご参加下さい。 2 ビキニ被爆者に人権の光を! クラファン目標達成! おめでとうございます。 『クラファンNEWS』No9 より9月1日にスタートした、クラウドファンディングの取り組みが、昨日15日午後2時ごろに第一次目標の500万円を達成しました。 皆さんのご支援に心から感謝申し上げます。 ビキニ被ばく船員訴訟支援プロジェクトでは、二つの裁判費用を1000万円と見込み、500万円を目標にしましたが、自己資金を加えても約300万円の不足は変わりません。この間、多くのみなさんから頂いた励ましのメッセージを力に、ネクストゴールとして、600万円に引き上げ、全国にご支援を呼びかけることにしました。 11月30日午後11時が締め切り最終日です。 あと100万の上積みの取り組みに引き続きご協力よろしくお願いします。 ▼「ビキニ事件」で被ばくした船員に救済を メールやSNSでも紹介し拡散をお願いしてください。 https://readyfor.jp/projects/Bikini1954 クリックすると右側の欄で募金ができます。 支援募集期間:9月1日(木)7時〜11月30日(水)23時まで
********************************************** クラウドファンディングREADYFOR 被ばく船員訴訟支援プロジェクト 管理者:岡村 啓佐 (Okamura Keisuke) Mail: keisukejiijii@gmail.com ********************************************** 3 NHK会長に前川喜平氏を(署名運動ご紹介) https://www.change.org/p/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E5%96%9C%E5%B9%B3%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%92%E6%AC%A1%E6%9C%9Fnhk%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%AB?signed=true 「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」 2017年森友学園問題と加計学園問題が発覚しました。その際、前川喜平さんは告発のための記者会見をたった一人で行い、安倍首相ら政権の嘘を暴きました。文部科学事務次官まで上り詰めた官僚として、日本の行政史上かつてない大事件でした。政権からの不当な圧力に屈せず公僕としての職責を果たす。これは放送法にうたわれた公平公正や、真実を追求し健全な民主主義のために資するジャーナリストの精神と深く重なるものです。 今回、前川さんは、わたしたちの願いを受け止め、市民が推薦するNHK会長候補になることを承諾してくださいました。市民の受信料で支えられる公共放送NHKを、公共の精神が希薄な人物にかじ取りを任せるのではなく、公共の大切さを心の底から理解するひとによってよみがえらせましょう。わたしたちは、ここに、前川喜平さんとともに新生NHKの未来をいっしょにつくっていくことを強く訴えます。 賛同署名にご協力ください! 4 避難者頑張る(2-1) 今回は伊藤路子さん 「沖縄に避難してもうすぐ12年」。 2011年の3月末に福島県の白河市から娘と二人で避難してきました。 チェルノブイリ法では避難の権利に該当する区域ですが、自主避難扱いです。 福島では自家栽培の無農薬野菜や果物を使ったケーキとランチのカフェを家族で営んでいました。 3月11日午後2次46分、突然の激しい揺れで壁が落ち、家具が斃れ、繰り返し襲ってくる余震におびえている最中原発の爆発事故が起こったのです。 その後の経緯と避難の様子を何回かに分けてご報告いたしますが、今は、沖縄の温かく迎えてくださった市民の皆さんと手を携えながら、自立して生きております。 日本は放射能規制値だけで無く、食品添加物、農薬、遺伝子組み換え、ゲノム編集等々、世界でもワーストトップクラスの規制値の緩さです。 人権無視の国のあり方を草の根活動と共に市民のものに取り戻していきたいと考えています。 ミネラルと酵素の組み合わせが内部被曝等による体調不良を改善することが分かり、毎月ミネラル味噌教室を開催しています。 また、元漫画家の経験を生かして色鉛筆画教室も開催しています。開催場所の問題等で新たな解決課題を背負っていますが、頑張っています。 暖かく受け入れてくださった沖縄で出会った沢山の仲間と手をつないでいきたいと思っています。(2-1終了) (第121号避難者通信、2022年11月16日、矢ヶ﨑克馬)

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